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モデルガン

2010年4月21日 (水)

マルシン工業「坂本龍馬の銃」ミニレポート

こちらの記事と合わせてお読み下さい。
『龍馬の銃(S&W・モデル2・アーミー)』

マルシン工業から発売中のモデルガン「坂本龍馬の銃」のミニレポートです。

「坂本龍馬の銃」は以前、同社から発売されていた「S&W モデル2アーミー」をリニューアルした製品です。

パッケージ
Ryoma_00_2
桐箱に布張りの豪華パッケージです。
カートリッジは直接シリンダーに収められています。
取説も新規に用意されています。

全体仕上げ
Ryoma_01
Ryoma_02
本体はHW(ヘビーウエイト)樹脂という、金属粉が混入されたプラスチック製で、表面には金属光沢があり、ずっしりとした重量感もあります。
ただし、HW(ヘビーウエイト)樹脂は通常、モデルガンなどに使われているABS樹脂に比べると強度的に劣るので乱暴な扱いは厳禁です。
グリップは木製のものが標準で付属しています。
付属カートリッジは金属(真鍮)製で、薬莢部分と弾頭部分が別体(分解は出来ません)になっていて32口径リムファイア実包をリアルに再現しています。(Wikipediaで33口径と記述されていますが、32口径の間違いです。)
また、非発火式モデルなので火薬を使って遊ぶことは出来ません。

操作
Ryoma_04
この銃は所謂「シングルアクション」と呼ばれるメカニズムで、一発毎にハンマーを起こして射撃します。
ハンマーを起こすと連動してシリンダー(弾倉)が回転し、トリガー(引き金)が飛び出します。
トリガーを引けばハンマーが落ちます。(銃がダメージを受けるので、空撃ちはあまりお奨めできません。)
Ryoma_03
バレル(銃身)下のロックを外すとバレルが上に折れ、シリンダーを外すことができます。
実銃も同じ方法でシリンダーを外し、カートリッジを装填します。

メカニズム
Ryoma_05
サイドプレートとグリップを外すと実銃通り再現されたメカニズムを見ることができます。
Ryoma_08
フレーム上部にはシリンダーストップを兼ねたリアサイトがあります。
実銃は鋼の弾性を利用して可動させていますが、このモデルでは亜鉛合金製のため、別にスプリングを内蔵して可動させています。

仕様
Ryoma_09
バレルは完全に閉鎖されています。
Ryoma_06
安全対策のため、シリンダーには金属インサートが埋め込まれ、実弾を装填することができないようになっています。
Ryoma_07
バレル上部にはS&W社のライセンスを得て正確な社名が刻印されています。
Ryoma_10
このモデルの最大のウィークポイントがフレームとバレルがかみ合う部分です。
強い衝撃を与えるとフレームが欠けてしまうので、取り扱いには注意して下さい。

(追記)
2010年になって安価な組み立てキットモデルも発売されました。



2010年3月28日 (日)

龍馬の銃(S&W・モデル2・アーミー)

 坂本龍馬の銃で知られるS&Wのモデル2・アーミーのモデルガンは今まで三つのブランド、六つの仕様で発売されています。
 はじめはブレインズ・レプリカ「坂本龍馬のリボルバー」、次にフランクリン・ミント「坂本龍馬の拳銃」という商品名でS&W・モデル2・アーミーのモデルガンをダミーカート式のディスプレイ・モデルとして発売しました。
その後しばらくして、製造元のマルシン工業が(坂本龍馬の銃としてではなく)純粋なS&W・モデル2・アーミーのモデルガンとしてダミーカートのHW モデルと発火仕様のABSモデルとHW 発火仕様(キットのみ)の3種類を発売しました。
 そして去年、マルシン工業はこのS&W・モデル2・アーミーのモデルガンをリニューアルし「坂本龍馬の銃」として発売しました。
 周知のごとくこの三種類のモデル2・アーミーは同じ金型(製品毎に修正されてますが)を使った兄弟モデルで、生産はマルシン、原型製作はかの六人部氏と言われています。
Sw_mod2_4
 写真は上から、ブレインズ・レプリカ「坂本龍馬のリボルバー」、フランクリン・ミント「坂本龍馬の拳銃」、マルシン・ABS発火モデル、マルシン「坂本龍馬の銃」です。
Mo2_b01
 ブレインズ・レプリカ版の外見は、当時のモデルガンで流行したメタルフィニッシュと呼ばれる仕上げで。プラスチックに金属メッキをかけ、それを黒染めすることで一見、金属モデルのように見せています。
Mo2_b00_2
 銃身は完全閉鎖、刻印は"SMITH&WESSON"と正確に入れられていました。付属品は坂本龍馬の写真を背景にした展示パネルと、一括入金者のみの購入特典として真鍮製のダミーカートが6発付属していました。このダミーカートは当時のパッケージを模した紙箱に入れられた凝ったものでした。

 「坂本龍馬のリボルバー」として発売されたブレインズ・レプリカ版モデル2・アーミーは通販のみの販売で、私の知る限りでは「歴史読本」(昭和60年 11月号)と読売新聞の夕刊、雑誌「フォーカス」にそれぞれ一回ずつしか広告が掲載されなかったため、当時のモデルガン・マニアでも知らなかった人が多かったようです。また、実際に発売されたのは申し込みが始まってから一年近く経ってからで、その間、制作が遅れている旨の「お詫び状」が送られてきました。(遅れの原因として原型制作者の『凝り性』が挙げられていました。)
 広告によれば「限定150挺」ということでしたが、製品にシリアル・ナンバー等は入れられておらず、実際に何挺生産されたのかは不明です。

Mo2_f01
 フランクリン・ミント版はブレインズ・レプリカ版と同じくダミーカート仕様でABSにシルバー・フィニッシュ、トリガーとハンマーは金メッキでした。特徴的なのはサイドプレートに坂本家の家紋である違枡桔梗紋が入れられていますが、もちろん考証的にはNGです。
 銃身が完全閉鎖されているのはブレインズ・レプリカ版と同じですが、刻印は商標権に考慮して"SMITII&WLSSON"になっていました。
Mo2_f00
 付属品は他のフランクリン・ミント製品に準じた展示用パネルと、(寺田屋事件の際に5発装填されていたという故事に習い?)真鍮製のダミーカートが5発で、ダミーカートはブレインズ・レプリカ版とは違う弾頭のないタイプでした。

Mo2_m00
 マルシン版は、はじめにダミーカート仕様のHW版が発売され、後に発火タイプのABS版が発売されました。(後にキットも発売されました。)
 マルシン版は前2作とは違い、銃身はインサート入り貫通タイプですが、刻印はフランクリン・ミント版と同じ"SMITII&WLSSON"でした。
 また、発火モデルのカートリッジはマルシン得意の内発火式ではなく前撃針タイプでした。
Mo2_m01
 マルシンのモデル2・アーミーは初回出荷の際、輸送中にフレーム先端部の破損が相次いだことから、急遽バレルとフレームを分離させたパッケージに変更されました。

Sw_mod2_mkk_h_001

 そして「坂本龍馬の銃」としてリニューアルされたマルシン版は桐箱に入った豪華仕様で、刻印は正式にライセンスを取って"SMITH&WESSON"になり、ダミーカートも弾頭を塗装したリアルな物になっています。
Sw_mod2_mkk_h_000
 このモデルは限定品ですが現在(2010年3月)でも流通在庫はあるようです。

Br00
これは歴史読本に載った広告。予価は28000円でした。

*)この記事はミリタリーブログ内にあるA child's adventure〈別館〉2007年10月12日の記事を加筆修正した物です。

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